今回の記事ではJavaScriptの実行方法についてまとめます。
前回準備したLive Serverの使い方についても今回の記事で説明しますので、利用方法を覚えましょう。
目次
JavaScriptの実行方法
JavaScriptを実行するにはHTMLからコードを読み込む必要があります。
読み込み方には2つの方法があります。
- HTML内に直接JavaScriptのコードを記述する
- JavaScriptのコードを書いたファイルを指定して読み込む
HTML内に直接記述
HTML内に直接記述する場合は、scriptタグの中にJavaScriptコードを書きます。
<!-- HTMLファイル内に直接JavaScriptを記述する方法 -->
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<script>
window.alert('Hello World!');
</script>
</body>
</html>
ブラウザがこのHTMLを読み込むと、JavaScriptコードが読み込まれて実行されます。
別ファイルを読み込み
別ファイルに記述されたJavaScriptコードを読み込むには、scriptタグのsrc属性でファイルを指定して読み込みます。
以下は、HTMLファイルと同じフォルダ内にあるscript.jsというJavaScriptコードファイルを読み込む例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<script src="./script.js"></script>
</body>
</html>
script.jsには実行したいJavaScriptコードを記述します。
window.alert('Hello World!');
パスの指定について
ファイルパスの指定方法には3つあります。
- 絶対パスでの指定
- 相対パスでの指定
- URLでの指定
以下のようなフォルダ構成の場合を例に説明します。
![フォルダ構成例](https://codes101.tech/wp-content/uploads/2022/10/file_path-1024x576.png)
<!-- 1. 絶対パスでの指定方法 -->
<script src="/root/js/script.js"></script>
<!-- 2. 相対パスでの指定方法 -->
<script src="./js/script.js"></script>
<!-- 3. URLでの指定方法 -->
<script src="http://{サーバーのホスト名}/root/js/script.js"></script>
絶対パスでの指定は、一番上のフォルダから始まるパスを記述します。パスの先頭に「/」をつけると絶対パスでの指定になります。
上記のフォルダ構成の場合、「/root/js/script.js」が絶対パスになります。
相対パスでの指定は、HTMLファイルからの相対パスを指定します。パスの先頭に「/」をつけないか「./」をつけると相対パスでの指定になります。
上記のフォルダ構成の場合、「./js/script.js」もしくは「js/script.js」が相対パスになります。
URLでの指定は、JavaScriptファイルのURLを指定します。
「sample.com」というホスト名のサーバーに上記のフォルダ構成でファイルが配置されている場合、「http://sample.com/root/js/script.js」がURLになります。
実行確認(Live Serverの使い方)
HTMLファイル、JavaScriptコードファイルをサーバー上においてブラウザでアクセスするとJavaScriptが実行されます。
しかし、プログラミング学習をするために実際にサーバーを用意するのはコスパが悪いため、PC上で動かせる簡易サーバーであるLive Serverを利用します(Live Serverは前回の記事で準備しています)。
試しに、JavaScriptファイルを読み込む方法でJavaScriptコードを実行してみましょう。
以下の手順でLiver Serverを起動できます。
- HTMLファイルを選択して右クリック
- 「Open with Live Server」を選択
![Live Serverの実行](https://codes101.tech/wp-content/uploads/2022/10/liveserver_execute.png)
上記手順を実行すると、ブラウザが開いてメッセージが表示されます。
![実行結果画面](https://codes101.tech/wp-content/uploads/2022/10/liveserver_result.png)
上記のような表示が出ればLive Serverでの実行成功です。
まとめ
JavaScriptの実行方法についての説明は以上です。
今後もJavaScriptコードの実行確認で頻繁に利用するため、Live Serverの起動手順は覚えておいてください。
次回はJavaScriptコードの記述ルールについて解説します。